寧徳時代、技術革新と知的財産の強化で新エネ産業をリード
時間: 2025-03-31

 中国の新エネルギー分野を牽引する民間企業、寧徳時代新能源科技(CATL)は、独自技術の開発と基幹技術の確立を企業成長の原動力と位置づけ、知財保護の強化に注力している。2024年、世界で走行する電気自動車(EV)の3台に1台がCATLのバッテリーを搭載しており、同社の技術力と市場シェアの高さが際立っている。

 

 同社は設立からわずか十数年で技術の飛躍的な進化を遂げた。特に、電池の高エネルギー密度、長寿命化、超高速充電、自動温度制御といった分野で重要な技術的ブレークスルーを続けている。2024年末までに、同社は世界で累計4万件以上の特許を出願し、そのうち1万2千件以上が認可された。また、2万人以上の研究開発人材を擁し、過去5年間の研究開発投資額は700億元(1元は約20.7円)を超える。

 

 特許の産業化においても豊富な経験を蓄積している。新エネルギー電池業界のリーディングカンパニーとして、同社は知財とイノベーションを通じて業界全体に影響力を及ぼしている。産業チェーンの上流では、先進的な電池製造設備の生産を迅速に実現するための技術支援を提供。下流では、独自の電池技術に基づく特許技術のライセンス供与や、技術出資を通じたパートナーとの共同工場設立を進めている。さらに、業界内の他社とは特許技術のクロスライセンスを行い、双方向の連携を構築することで、業界全体の健全な発展を促進している。


出所:中国知識産権資訊網


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