中国公安部の発表によると、2024年、全国の公安機関(警察)は知的財産権侵害および模倣品製造・販売に関する刑事事件を3万7000件立件・捜査した。このうち、食品安全を脅かす刑事事件は1万2000件、薬品安全を脅かす刑事事件は5200件以上に上ることが明らかになった。
公安当局は、「専門性・制度・ビッグデータ」を三位一体とした新型捜査モデルを推進し、行政と刑事の連携強化、企業との緊密な協力、市民からの情報提供などを積極的に活用して、侵害や模倣品犯罪の手がかりを徹底的に調査している。特に、複数地域にまたがる組織的・職業的な犯罪に対しては、的確な捜査と摘発を実施した。さらに、市場監督管理部門や農業農村部門などとの情報共有や専門的支援を強化し、リスクや問題点を迅速に共有している。これにより、制度の不備を改善し、監視体制を強化する取り組みを推進している。
公安機関は今後も「崑崙」などの特別捜査活動を引き続き推進し、多角的な連携を重視し、知財犯罪の根絶に向けた取り組みを継続していく方針である。
出所:国家知識産権局公式サイト