「公平競争審査条例実施弁法」(以下、「実施弁法」)が4月20日に施行される。これに先立ち、国家市場監督管理総局(SAMR)は3月18日、記者会見を開き、「実施弁法」の詳細を説明した。
「実施弁法」は、「公平競争審査条例」の枠組みに基づき、公平競争審査の全体的な要求、部門の責務、審査基準、審査メカニズム、審査手順、および監視保障措置などを全面的に具体化したものである。特に、条例で定められた4分野19項目の審査基準を66の具体的な事例に細分化し、市場監督部門や政策策定機関が正確に理解し、適切に適用できるようにした。これにより、制度の統一性と実践性が大幅に向上する。
市場監督管理総局競争協調司の趙春雷副司長は、行政権力の濫用による競争排除・制限行為を予防・制止するため、現在1つの法律、1つの条例、2つの規則からなる全体的な制度体系が整備されていると説明した。具体的には、法律として「独占禁止法」、条例として「公平競争審査条例」、規則として「公平競争審査条例実施弁法」と「行政権力濫用排除・制限規定」が挙げられる。さらに、市場監督管理総局は「行政権力濫用による排除・制限行為に関する規定」の改正作業を急ピッチで進めており、改正案は適切な時期に公表し、広く意見を求める方針だ。
出所:国家市場監管総局公式サイト