国家知識産権局、AIや遺伝子技術の知的財産権保護を強化
時間: 2023-09-27

 9月14日、国家知識産権局(CNIPA)が開催した定例記者会見で、同局の専利局審査業務管理部副部長である吴紅秀氏が、ビッグデータ、人工知能(AI)、遺伝子技術などの新技術領域の知的財産権保護に関する新しい取り組みを明らかにした。

 

 吴氏によれば、CNIPAはAI、ビッグデータ、ブロックチェーン、遺伝子技術等の独自の特性を鑑みて、「専利審査指南」を改訂した。これにより、保護対象を広げるだけでなく、特許の進歩性に関する審査基準を詳細化している。更に、これら新技術領域や新業態に関する法的適用を具体的に示す資料を作成し、法的枠組みの明確化を図った。

 

 また、新技術領域における特許審査のモデルの最適化も進められ、集中審査などの新たな手法が取り入れられたことで、審査の質と効率が大きく向上した。これにより、イノベーションを進める企業や事業者の多様な要望にも的確に対応することが可能となった。

 

 さらに、先端技術に関する公共サービスを充実した。先端技術分野の特許情報に関する詳細な分析が行われるとともに、人工知能等7つの新しい専門データベースの開設が進められ、データベースの総数が18に増加した。これらのデータベースを利用することで、新たな技術分野やビジネスモデルにおける技術革新と知的財産権の保護をサポートするサービスが提供されることとなった。

出所:国家知識産権局公式サイト


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