中国の太陽光発電(PV)産業をリードする大手企業、晶科能源(ジンコソーラー、JinkoSolar)がこのほど、米国カリフォルニア北区地方裁判所において特許権侵害の訴訟を提起した。同社は、日本の太陽光パネルメーカーであるVSUN Solarおよびその関連法人が自社の特許を侵害したとして法的措置に踏み切った。
ジンコソーラーは、さらなる侵害行為を防ぐために「中間的および永久的な差止命令(PI)」の発令を求めている。同社副社長は最近の声明で、特許戦略においてより攻撃的なアプローチを採用する方針を明らかにしており、特許権の保護に向けた取り組みを強化する構えである。
本件は、太陽光発電業界全体にとって注目すべき事例である。今回の訴訟は、今後予想される一連の太陽光パネル製造業者間の特許を巡る紛争に影響を与える可能性があると見られている。
出所:中国保護知識産権網