「中華人民共和国反不正競争防止法」の改正案が12月21日、第14期全国人民代表大会常務委員会第13回会議に提出され、審議が行われた。本改正案は、事業者の義務を合理的に明確化し、あらゆる事業者が公正に市場競争に参加できる良好な制度環境を整備することを目的としている。
現行の不正競争防止法は1993年に公布・施行され、2017年と2019年に二度の改正が行われてきた。これまでの法律の枠組みや主要な制度はおおむね実効性を持つとされるが、経済の急速な発展に伴い、法の運用において新たな課題が顕在化している。これらの課題に対処するため、さらなる改正が求められていた。
今回の改正案では、近年の不正競争行為の摘発において直面した新たな状況や問題に対応するため、制度や規則が見直された。主な改正点は、不正競争防止に関する全体的な要求の明確化、不正競争行為に関する規定の充実、さらに監督管理および罰則規定の強化に重点を置いている。
今回の改正案が施行されれば、事業者間の健全な競争を促進し、経済全体の持続可能な発展にも寄与することが期待される。
出所:中国法院網