中国の市場監督管理当局は知的財産権保護分野の法執行を強化し続けている。今年1～9月に全国の市場監督管理局は合わせて3万件以上の商標権侵害と専利詐称事件を摘発した。11月6日、上海で開催された第7回虹橋国際経済フォーラムの「知的財産権保護・侵害偽造行為取り締まり国際協力」サブフォーラムで、国家市場監督管理総局関係者が明らかにした。

　市場監督管理部門は近年、「専利法実施細則」などの改正や法執行の継続的な強化、社会的な共同ガバナンス、国際交流協力の促進などに注力し、知的財産権の保護強化に取り組んでいる。法執行の分野においては、重点とされる分野、商品、地域に焦点を当てて、「鉄拳」「守護」「剣網」「龍騰」などの特別行動を実施している。今年1～9月に全国の市場監督管理部門が摘発した商標権侵害と専利詐称事件は3万件を超え、全国範囲で実施される一斉廃棄処分イベントで200種類以上の3300トン、総額3.3億元に上る違法商品が廃棄処分された。

出所：中国保護知識産権網