中国2022年のR&D投資が3兆元を突破
時間: 2023-02-01

 国家統計局がこのほど発表したデータによると、中国の2022年の社会全体の研究開発費(R&D)が引き続き2桁の成長を維持し、投資総額が3兆元(1元は約19.0円)を突破して新たなステージに突入した。R&D経費投入強度(R&Dの国内総生産<GDP>に対する割合)も急上昇して2.55%に達した。


 同年には複数の予想外の要因の打撃を受け、社会全体の研究開発活動も一定の影響を受けたが、企業のR&Dの加算控除政策が引き続き力強く進められ、科学技術の奨励メカニズムも改善を続けたことが、マーケットエンティティのイノベーションへの活力が効果的にかき立てられ、社会全体のR&D投資は新たなステージへと押し上げられた。


 大まかな計算によると、22年の中国のR&D投資は3兆870億元で、初めて3兆元の大台を突破し、前年比10.4%増となり、第13次五カ年計画(2016ー20年)以来7年連続で2桁の成長をキープした。不変価格で計算すると、R&Dは前年比8.0%増となり、第14次五カ年計画(2021−25年)における「社会全体でのR&D投資の年平均成長率を7%以上とする」との目標値を上回った。


 投資総額がある程度の規模に達し、経費投入強度も速い上昇を遂げた。大まかな計算では、中国の22年のR&D経費投入強度は前年比0.12ポイント上昇の2.55%となって再び過去最高を更新し、第13次五カ年計画以降の年平均成長率を明らかに上回り、速い上昇を遂げた。


 また昨年は基礎研究のR&Dが引き続き増加し、オリジナルイノベーションが新たな飛躍を遂げた。大まかな計算では、中国の22年の基礎研究のR&Dは同7.4%増の1951億元で、R&D全体に占める割合は6.32%となり、4年連続で6%以上の水準を維持して、中国のオリジナルイノベーション能力の向上において積極的な役割を果たした。


出所:人民網

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