一、国内特許出願は迅速に回復
今年1月から4月まで、国内特許出願は132.3万件があり、同期比5.7%増加した。月間出願件数から見れば、国内特許出願の同期比の増加速度は「V」型の発展傾向になっている。なお、新型コロナウィルス感染症の影響で、2月の国内特許出願が同期比33.2%減少したが、3月に迅速に回復し、同期比10.5%増加した。また4月に更に迅速に増え、同期比15.7%も増加した。
二、企業による特許出願は先にプラス成長に回復
1月から4月まで、国内企業による特許出願は同期比8.1%増、全国の増加率より2.3%を超えた。その中、発明特許出願は25.9万件、同期比4.2%増、全国の増加率より4.8%を超えた。
また、1月から4月まで、発明特許を出願した企業は6.5万社があり、その中、2.9万社はハイテック型企業であり、44.6%を占めた。
三、新興産業分野のイノベーションが多く
1月から4月まで、国内発明特許出願の中に、新世代情報技術産業の割合が同期比1.8%増加した。華為、テンセント、TikTokは、それぞれの発明特許出願が同期比35.2%、178.9%、67.7%増加した。また、商湯科技(SenseTime)、達闥科技(CloudMinds)、科大訊飛(Iflytek CO.,LTD.)等のハイテック型企業は、それぞれの発明特許出願が同期比36.9%、70.3%、88.9%増加した。
また、1月から4月まで、国内医薬企業の発明特許出願は0.9万件があり、同期比8.4%増加し、全国の増加率より9%を超えた。
四、外国企業の中国における特許出願は同期比ほぼ同じ
1月から4月まで、外国出願人の中国における特許出願は6万件があり、同期比1.7%だけ減少した。その中、「一帯一路」の沿線国の中国における特許出願は1万件があり、同期比3.8%増加した。
また、月間出願件数から見ると、2月の中国における外国企業の特許出願が大幅に減少し、39.9%も下がったが、3月に迅速に回復し、同期比31.3%も増加した。更に、4月に、実着に増加し、同期比1.2%増加した。
五、イノベーション主体の海外における特許出願が実着に増加
1月から4月まで、中国国内出願人が国家知識産権局にPCT国際特許出願を1.7万件提出し、同期比18.3%増加した。また、最新のデータによると、今年1月から3月まで、中国国内出願人は米国、欧州、日本及び韓国で提出した特許出願件数が同期比15.1%増加した。このデータから見ると、中国企業の海外進出は新型コロナにほぼ影響されていなかった。
六、特許担保融資は企業の新型コロナが齎した資金問題を有効的に緩和
新型コロナが爆発した後、国家知識産権局は速やかに知的財産権担保融資支援措置を取り、企業の快速融資に支援するための担保融資特別ルートを設立した。1月から4月まで、全国企業は特許担保融資により合計384億元の資金を取得し、同期比35.7%増加した。その陰で、微小企業の資金問題も有効的に緩和した。
出所:国家知識産権局Wechat公式アカウント