WIPOが「世界知的財産指標」を発表 中国は特許・商標・意匠のすべてで世界首位を維持
時間: 2025-11-17

 世界知的所有権機関(WIPO)は11月12日、年次報告書「世界知的財産指標」を発表した。報告書によると、2024年には世界の特許出願件数と意匠出願件数が引き続き増加し、商標出願件数も2年ぶりに回復の兆しを見せた。中国はいずれの分野でも世界首位となり、際立った成果を示した。

 

 2024年の世界特許出願件数は前年より4.9%増の370万件と過去最高を更新し、5年連続で増加した。国別では、中国が180万件で首位となり、続いて米国(50万1831件)、日本(41万9132件)、韓国(29万5722件)、ドイツ(13万3485件)の順となった。分野別では、コンピュータ技術が全公開特許の13.2%を占め、依然として最多である。

 

 商標出願件数は、2年の停滞を経て回復基調を示した。2024年の世界全体の商標出願件数は1520万件で、前年比0.1%減とほぼ横ばいだった。国別では、中国が約730万件で最多、次いで米国(83万6457件)、ロシア(55万9436件)、インド(53万2900件)、ブラジル(43万6291件)が続いた。

 

 また、2024年の意匠出願件数は前年比2.2%増の160万件に達した。中国の出願件数は世界首位の90万6849件で、以下、ドイツ(7万212件)、米国(6万6855件)、イタリア(6万3668件)、韓国(6万109件)が続いた。


出所:中国専利保護協会Wechat公式アカウント


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