中国の大手携帯電話事業者チャイナ・モバイル(中国移動)が主催する「第4回科学技術ウィーク及び戦略的新興産業共創発展大会」において、情報通信産業知的財産権連盟が「情報通信産業革新と知的財産権保護青書2023年版」を発表した。
この「青書」は、情報通信産業における知的財産権の全体的な状況、知的財産権の創出や保護、運用の状況など、さまざまな側面から業界の革新に関する詳細な分析を提供している。その中では、知的財産権の生態系構築の将来的なビジョンも触れられている。
注目される提案として、「青書」は、中国の産業主体が知的財産権を尊重しつつ、自主的な革新の成果に基づき合理的なライセンス料を設定することで、産業の持続可能な発展をサポートするとともに、知的財産権の協同保護を進めるべきだと強調している。
情報通信産業知的財産権連盟は、チャイナ・モバイルをはじめとする業界の主要企業と共同で設立された組織であり、情報通信産業の特質とその発展ニーズに密接にリンクしている。同連盟は、業界内の深い交流と効率的な協力を奨励し、情報通信産業の革新的な発展と知的財産権の保護に適した環境の構築に尽力している。
出典:中国保護知識産権網