北京は知的財産権担保融資の新しいモデルの導入を推進し、技術系中小企業・零細企業の知的財産権担保融資を対象とした利子補給の適用範囲を拡大し、企業の融資コストの低減化に取り組んでいる。今年1〜6月の知的財産権担保融資の総額は91億6800万元(1元は約20.5円)に達する。9月9日、「両区」(両区=中国(北京)自由貿易試験区、国家サービス業開放拡大総合モデル区)整備における科学技術イノベーションの動きをテーマとした記者発表会で、北京市知識産権局の周立権副局長が説明した。
北京の知的財産権総合実力は全国をリードしている。昨年末時点の人口1万人あたり特許保有件数が185件、有効特許が前年比20.7%増の40万5047件、人口1万人あたりの高価値特許保有件数が94.2件にそれぞれ達している。
周副局長はまた、知的財産権保険パイロット事業の推進や、「両区」知的財産権保護サブセンターの新サービスモデルの導入、北京知的財産権取引センターの運用などの各分野で獲得した成果を紹介した。
出所:中国保護知識産権網