スマート製造特許ランキング トップ100に中国企業20社
時間: 2021-07-15

 最近、知的財産情報の検索・分析サービスを手掛けるシンガポールのパットスナップ(PatSnap)は、スマート製造分野の特許の現状をまとめた報告書「世界企業スマート製造特許ランキング(TOP100)」を発表した。中国からは通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)など、20社が世界TOP100にランクインした。

 

 同報告書は、企業のスマート製造分野におけるインフラやデータプラットフォーム、生産モデリング、製造クラウド、データアプリケーションなどに基づいて特許検索を行い、世界の企業のスマート製造分野における特許ポートフォリオを分析した。それによると、スマート製造分野で優位性を持つ企業の多くは米国、日本、中国、韓国、ドイツ、英国、スイスの企業である。TOP100にランクインした中国企業20社には、送電大手の国家電網(State Grid)、保険大手・中国平安保険傘下の平安科技、エアコン大手の珠海格力電器、通信機器大手のファーウェイなどが含まれる。

 

 近年、国家電網は、ビジネスコラボレーションとデータ接続を実現するために、パワーIoT(モノのインターネット)の構築に取り組んできた。そのため、パワーシステムと情報処理分野で多くの特許を出願している。平安科技は、Ping Anクラウドプラットフォームを構築し、クラウドコンピューティングとビッグデータの研究開発を進めており、金融に加えて、スマートカーやスマートシティでも一定の成果を上げている。

 

出所:中国知識産権資訊網


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